読みやすさと言う価値の創造

Ken published on
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今日は罰ゲーム的なひと滑りくらいのことしかなかったから、ブログに書くことが無いなぁ〜と思っていたら、思わぬところから書きたいことが出てきた。

■ 読みやすさという価値のこと - レジデント初期研修用資料 http://medt00lz.s59.xrea.com/wp/archives/758 この記事の "読みやすさ" ということが思いの外、気になった。

出版までにリビジョンが120になったと書いてある。 一般的な本がどのくらいのリビジョンで出版されているのかわからないから、出版と120という数字の関係については全くわからないが、ドキュメントと言う視点で見たら驚きのリビジョン。 自分が書く資料も見直したり、確認してもらったりはするが、この方の場合はいろいろな人に見ていただいた数に近いのではないか?と思う。 初めは上の先生方に見ていただいて、内容に特化して修正をするのだろうが、その後は本にするにあたっての編集者の方々の体裁や読みやすさに特化しているのだろう。

なぜ編集者の方が必要かと言うと、この一文に尽きるのだと思った。

見開きの状態で、本は2ページ分の情報が一覧できる。ページをめくる動作で、頭は一度リセットされて、次のページに記載された、新しい情報を受け入れる準備を始める。
この記事をWebサイトに置き換えつつ読んでいたのだが、この点は出版同様に気を付けるべきだと思った。 次のページに遷移した途端、今のページが主体となり、前に何を見ていたか薄れているはず。 ましてや、複数ページで構成する(例えば、アンケートのような)場合、今見ているものはわかるが先どころか、現在地さえわからない。 本は厚みという感覚でなんとなく現在地を捉えることが出来るが、Webページは目の前のページしか無い。

Webサイトの構築時って、上の先生方に見ていただくことはあっても、編集者の方々に見ていただいていない気がする。