MacBookのHDD換装とタイムマシンからの復元
MacBookのメモリ交換に引き続き、HDDも換装しました! 250GB→640GBなので、かなり余裕が出来ました♪
HDDの移行の際に、失敗したことと、タイムマシンからの復元方法を記載します。 一応、マシンの詳細を書いておくと、MacBook Late 2008というやつです。機種IDは "MacBook5,1" です。 アルミボディだけど、MacBookと呼ばれてた製品。
失敗: 新旧HDDに同じ環境を作成する
いきなりの失敗は、HDD換装前に内蔵HDDと同じ環境を換装後の新HDDに作ろうとしたこと。 新HDDにSATA-USB変換アダプタを接続してMacBookにUSBハブ経由で接続した。 その後、ディスクユーティリティを立ち上げ、復元機能を使って、内蔵HDDのデータを新HDDに構築しようと思ったんだけど、エラー発生。なぜか途中でマウントが解除されてしまうような現象。 この原因は明確になったわけじゃないけど、USBハブを経由していたからかもしれない。VMwareのイメージファイルのコピーもUSBハブを経由した場合にエラーが発生し、MacBookに直結した場合は問題なくコピーできたので、そこからの推測。USB接続だけど、電源はコンセントから取っているので、バスパワーが足りずに不安定というわけではないと思う。 どちらにしても、お手軽じゃないので、この方法を採る必要はなかった。上記の失敗、これだけで済んだかというと、実は面倒なことになった。 HDDは認識されるものの、なんか怪しい。パーティションの切り分けが出来なかったり、マウントに関するプロセスがCPUを食い過ぎていたり、怪しさ満載だった。 Mac上からの対応は無理そうだったので、GPartedを利用してパーティションを全削除。 これでHDD購入直後に戻ったわけです。
復元: タイムマシンの利用
うちではLinkStationでタイムマシンを利用しているので、そこから復元することにした。 今は2TBのHDDが¥10,000を切っているので、NASのHDDを交換したい。いっそのことLinkStationも新しくしたい! 最小容量のLinkStationを購入し、2TBのHDDを2つ購入するのがお得だと思われる。話は逸れたが、HDDを換装しないと始まらないので、HDDを換装する。 続いて、タイムマシンから復元するために、Snow LeopardのインストールDVDから起動する。 起動後にウィザードに沿って進んでいくとそのままインストールしてしまうので、要注意。起動後に "主に日本語を使用する" を選択後、次の画面からはウィザードは使わない。 上にメニューが表示されているので、これを使う。 まずは、HDDのパーティション構成を決める。ユーティリティ→ディスクユーティリティ...を選択し、好きなようにパーティションを切る。完了したらディスクユーティリティは終了。 次に、タイムマシンから復元をしたいんだけど、タイムマシン情報がどこにあるかわからないので、これを解決する必要がある。具体的には、タイムマシンをローカルにマウントするという作業。 マウントにはコマンドを入力するのでユーティリティ→ターミナル...からターミナルを起動し、次のコマンドを入力。
mkdir /Volumes/timemachine mount_afp afp://[<USER>:<PASSWORD>@]<IPアドレス>/<パス> /Volumes/timemachine
認証が必要な場合は<USER>と<PASSWORD>が必要。 IPアドレスとパスはタイムマシンの保管先。うちの場合はLinkStationのIPアドレスとそのディレクトリを指定。 具体的にはこういうコマンド。
mount_afp afp://192.168.0.xxx/TimeMachine /Volumes/timemachine
これで、LinkStationのタイムマシンをローカルの/Volumes/timemashineからアクセス可能となった。 もうターミナルは不要なので終了。
タイムマシンから復元するために、ユーティリティ→バックアップからシステムを復元...を選択。あとはウィザードに従って、先程のタイムマシンディレクトリ(/Volumes/timemashine)を選択して進めればよい。
参考ページ
■ » NASに保存したTimeMachineバックアップからMacを復元インストールする方法 sakatam blog http://blog.sakatam.net/2009/08/how-to-restore-timemachine-backup-stored-on-nas/感想
MacのHDDの換装もやったことないし、移行もやったことないし、初めてだらけだったので何もわからない状態から出発。 一度やってみて、全体像を掴んだし、どういう情報が必要かわかったので、次回からはそれほど悩まずに出来る気がする。LinkStationを利用しているせいか、コマンドを叩いて、マウントするあたりはUnixっぽい。それを見越したかのようにメニューに各種ツールが含まれているのが準備がいいというか、玄人対応というか、よく出来てるなぁ〜と思った。