[読了] 止まった時計 麻原彰晃の三女・アーチャリーの手記
2日前(6/2)にこれを読み終えた。
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誰もが気になるであろう「犯罪者の子ってどうなの?」という気持ちを自分自身で知るには良い本だと思う。
「オウム真理教」, 「サリン事件」, 「犯罪者の子」というキーワードが気になるのであれば、迷わず読んでいいと思う。
犯罪者の子
事実として犯罪者の子ではあるものの、この表現は好きではない。
「子は親を選べない」という言葉通り、親を選んで生まれてきたわけではないし、親の人生と子の人生は同一ではない。
事実は事実としてあるものの、その事実を見据えた上で、どう接するのかは別の話だと思っている。
読んだ感想
本の内容としては幼少期から最近までの様子が書かれている。
初めは文章も読みづらいと感じ、「やっぱり何か違う人なのだろうか?」と思うこともあったが、話が進むに連れ、文章が安定していくのが読み取れた。
実際に事件の内容や判決についても書かれているが、正直なところ真相はわからない。
犯罪者と言われている父親、主導だったのか?利用されたのか?実は無関係なのかわからない。
「娘が書いている本だからそうなのだろう」と言ってしまえば身も蓋もないが、状況からしてもわからないこと多いよなぁ…というのが率直な感想。
読みながら思ったのは、警察もマスコミもどこまで信じていいものか?ということ。
例えば、「あの番組はやらせだ」なんて話題がたまにある。
バラエティ番組なら笑って終わりかもしれないが、報道によっては人生を大きく左右することもあるわけで、重さは違えど、どこまで信じていいのかわからないところはある。
それと、ある友人の「日本の警察は信じられない」という言葉が結構衝撃的に記憶に残っている。
どんな状況だったかは言えないが、警察と報道のせいで遭わなくていい目に遭っていたのは事実。
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この本も読んでみたいんだけど、Kindle版がない。
そのうち書籍を買って、自炊するか…。