メソッドの分け方は知らないけど、DTOを考える
先日、とあるソースコードを見ていた。
簡単なプログラムだったけど1メソッド完結だったので、メソッドの分け方の説明をした。
いろいろと話しをしながら進めているとなにか悩んでいるようだったから聞いてみた。
「DTOをどうしようかな?と考えていて」という回答。
メソッドを分ける観点を知らなくて、1メソッドでしか実装できない人が、1メソッドでも書けている量のソースコードで、メソッドの分け方を説明してもらっているときにDTOを考えているってことに衝撃を受けた。
このとき、「実装できないのに知識だけあることの恐ろしさ」を知った。
実際は知っていることを活用できていないから「知識」ではなくて「単語を知っている」という状態なんだけど。
「知らないより知っていた方がいい」ということも多いと思うし、「単に知っているだけ」なんてことも多々あると思うけど、手を動かさずに教科書通りに勉強していると簡単にこじらせてしまうということを、身をもって知った気がする。
「知っているが故に、目の前にある簡単に身に付けられることを身に付けられない」という状況に陥ってしまい、結果的にほとんど身に付かないという結果になるようだ。