IDEAとsbtで開発するための手順。
今回はsbtでベースを作り、IDEAで開発環境を構築する方法。
■ An integrated SBT + IDEA Scala Development Setup ← Decodified
http://www.decodified.com/scala/2010/10/12/an-integrated-sbt-and-idea-scala-dev-setup.html 参考にしたサイトはこちら。
使ったことはないが、sbtの定義ファイルからIDEAのプロジェクトファイルを作ってくれるsbt pluginもあるらしい。
■ sbt-idea 0.1.0 - implicit.ly
http://implicit.ly/sbt-idea-010 以下が本題の手順。
前提 プロジェクトとして "Hello"を、サブプロジェクトととして "World" を作成することにする。 (HelloProject…ハロプロ?…まぁ、いっか)
最終的にはIDEAのプロジェクトとして "Hello" を、モジュールとして "World" が出来ることになる。
sbtの準備 sbtのインストールはご自由に。 ■ simple-build-tool - Project Hosting on Google Code
http://code.google.com/p/simple-build-tool/ MacBookにはhomebrewの環境を作ってあるので、うちはこれでインストール完了。
実際に利用するjarファイルはここにインストールされる。
/usr/local/Cellar/sbt/0.7.4/libexec/sbt-launch-0.7.4.jar
sbtによるHelloプロジェクト作成 まずはHelloプロジェクトを作成。
$ cd $WORKSPACE $ mkdir hello $ cd hello $ sbt[object Object]
Copy exitでsbtから抜ける。
続いて、Worldモジュールを作成。
$ mkdir world $ cd world/ $ sbt Project does not exist, create new project? (y/N/s) y Name: World Organization: Hello Version [1.0]: Scala version [2.7.7]: 2.8.1 sbt version [0.7.4]:
Copy exitでsbtから抜ける。
これで、sbtを利用したHelloプロジェクトとWorldモジュールの作成を完了。
IDEAプロジェクトの構築 File - New Project...からプロジェクトの作成を開始する。
このまま次へ進む。
"Name" は気にせず "Project files location" を選択する。選択するとNameも変更されます。 "Create module" のチェックは外しておく。
プロジェクトの作成は完了したので、続いてモジュールの作成に移る。
真ん中のペインの上にある "+" を押し、モジュールを追加する。
次へ進む。
モジュールを選択し、次へ進む。
"Do not create source directory" を選択し、次へ進む。
何も選択せず、次へ進む。
"Source Folders", "Test Source Folders", "Excluded Folders" を設定。
隣の "Paths" タブを選択し "Output path" と "Test output path" を設定。
sbtコンソールを使う sbtプラグインを入れておく。
sbt-launch.jarのパスを設定しておく。
下の "SBT Console" を押すとコンソールが出てくるので、緑色の再生ボタンを押す。 これでsbtが起動したら完了。
トラブルシューティング 最後のsbt起動の際に、sbtの設定を完了しておかないとIDEAが固まる現象が発生した。固まってしまったら、Terminalからsbtのプロセスをkillすることで解決する。
実際に活用するのはこれからなので、使いやすさなどは不明。
IntelliJ IDEAとsbtは使いやすいという噂を聞いたことはあるが、実際に設定手順をまとめてるサイトがなかったので、簡単に書いてみた。