cost

Ken published on
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今の会社に入って得たものは多々あると思ってるし、いい経験もしていると思ってる。 ただ、それと同時によくない言葉も覚えていることは確か。

ひとつだけ例を挙げると "コスト" という言葉。 この単語自体は名詞であって、悪意は無い。 意味によっては "経費" や "原価" なので "必要なもの" という意味合いがあると思われる。 しかし、言い方ひとつで意味は一変する。 "犠牲" や "代償" や "損失" という、負の意味合いが強いと思われる単語になる。

ここでは極端に良くない意味として "損失" という言葉について考えてみる。 損失・・・仕事上では時間の浪費も損失に含まれる。 端的に目の前のことだけ考えた場合、 "教育" も "コンプライアンス意識の統一" も売上に通じていない以上、損失になっていると思う。 それなのに、なぜ教育をしたり、コンプライアンスの意識を大切にしたりしているかと言うと、単なる損失ではないから。 少なくとも、将来を見据えての判断ということには違いないはず。 将来性もなかったらやる必要ないし。

教育をすることによって、将来の売上につながることを期待しているわけだし、コンプライアンスの意識を高めることによって会社が被るリスクを減らすことを期待しているわけだし、少なくとも "期待" というものは含まれてる。 この期待は直接的な利益につながる "売上" なのか、間接的に利益の保持につながる "リスクの低減" なのかの違いはあれど、会社存続/向上のための手段になってるはず。

現実解としては、先送りの期待だけをしているのではなく、現在の "コスト" の意味を "経費" や "原価" の意味合いに近いものにすることと、将来の期待をより確実なものにすることを目指すのがよいのでは?と思った。

じゃあ、具体的に何をしたらいいか?ということについては次に考えなくては。