キーワード選定時の頭の中(=Tips?)

Ken published on
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今回は検索に関するTipsを書いてみる! 実際はTipsというには大袈裟で、単に検索のキーワードはこうやって考えますっていう個人的な思考についてです。

今回、検索で見つけたい本は先日購入した "フリーランスを代表して 申告と節税について教わってきました。" にします。 この本を検索する場合、PC(でGoogle)を利用する時と書店内の検索機を使った場合のキーワードの選択方法が違います。

前提条件として、本の名前は全部覚えているわけではなくて、なんとなくこんな感じ・・・程度とします。

具体的には次の通り。

どちらも検索結果の1ページ目に目的の本が表示されます。

なぜGoogleと検索機でこのようにキーワードの差が出てくるのでしょう?差が必要なのでしょう?

理由は単純で "検索対象としている範囲が異なるから" ということです。Googleはネット上にあるあらゆるものを対象として収集してます。検索機は書店内の書籍のみを対象としています。 この検索対象の差がキーワードの差につながります。

もう少し詳細にキーワードについて触れていきたいと思います。 Google検索時のキーワードの "きたみ" というのは著者です。まず、このキーワードによって "きたみさんに関する情報" に絞っています。その上で書籍名の一部である "フリーランス" に絞ることによって書籍情報に辿り着いています。この場合、著者を限定 → 書籍を限定という流れです。

次に検索機のキーワードについてですが、先述の "検索機は書店内の書籍のみを対象としている" ということによってキーワードを選んでいます。検索対象は書籍のみとわかっているので、書籍のタイトルを抜粋してキーワードにします。今回の本は似た書籍名が少ないので、比較的見つけやすいのです。

実は、検索機利用の場合、このキーワードを選択した理由がもうひとつあります。それは "単語として検索していないだろう" ということです。キーワードによっては、人が見たらなんとなく雰囲気をつかめるかもしれませんが、意味としては全く異なります。

  • "フリーランス" と "フリー"
  • "代表" と "だいひ"

前者はまぁわからなくもないですが、後者は人が見ても全く別物に見えると思います。Googleは単語を理解してくれるだけではなく、推測して "もしかして" なんて言ってくれますが、検索機はそこまで賢くありません。賢くない代わりに、意味を問わず、入力した文字に反応してくれます。 この賢くなさを利用して "代表" に一致しそうな "だいひ" を選んでいます。この3文字にも意味があります。 "だい" だと一致する単語数が多そうですし、 "だいひょ" にすると入力がちょっと面倒くさそうだし・・・ということで "代表" を特定できるであろう3文字にしています。 こういう検索機の入力って五十音順の並びが逆だったり、タッチパネルの反応がいまいちだったり、入力しやすいものじゃないのでちょっとでも楽したいですってことです(笑)

実際、書店に本を買いに行くときは書籍名とISBNを控えていくので、探せないということはないんだけど、ISBNって10桁(or 13桁)で数字だらけで数字の羅列を入力したくないなぁ〜って時にこんな検索してます。もちろん、見つからないこともあるので、そういうときはISBNを入力して確実に情報に辿り着きます。 本が異なれば、ISBNも必ず異なるので、必ず一度で辿り着きたい!という方はISBNをどうぞ。

検索機と戯れたい方はキーワード検索を! ;-)