読書の難しさ

Ken published on
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Tags: 読書

読書ってある側面は難しいのかもしれないと思った。
小説を楽しむとか、気楽に本を読むということなら純粋に楽しめばいいと思う。
難しいと思ったのは読書を通じて何かを身に付けようとしたとき。

本を勧めた

先日、本を勧めてみた。
何人かに同じ本を勧めてみたんだけど、読んでないんじゃないかな?と思った。
本を紹介したのは「こんなことで悩んでない?この本、面白かったよ」という感じの勧め方。
たまたま同じようなことに悩んでいる人がいた。

4,5人に勧めて、「読んだ!」と言っていたのはひとりだけだった。
紹介されたんだから勧めたから読め!とは思わないけど、読んだ人と読まない人で明らかに違うと思ったのは真剣さというか、楽観的というか、マインドによるもののように見えた。

読んだ人は本当に困っていたから読むと思った。そして、「読んでよかった。タイミングもよかった」と言っていた。

読まなかった人は、読まないだろうな…と思いつつも、辛そうだったから辛さ軽減のために紹介したんだけど、今回に限らず能動的に動くことはほぼないように見える人。
だからと言って、紹介されたからという受動的なことがあっても読むという行動には移らない。

本との相性もあるし、読んでもつまらないと思われることもあるから強制する気はまったくないし、それを気にしていたら紹介した自分が気疲れしてしまう。

自分の場合

自分の場合は、基本的に買う方向で考えることが多い。
まずは調べてみて、いつ読もうかな?と考えつつ、他の読みたい本と相談する。
早めに読んだ方がいいなって思ったらすぐ買う。
Kindleでその日のうちに手元にあるくらいにすぐ。

読むから始まる3ステップ

読書が難しいと思ったのは、

  1. 「読む」という行動を起こす。
  2. 書いてある内容を理解する。
  3. 実践して身に付ける。

の3ステップが必要だと思ったから。

冒頭にも書いたように、小説を楽しむなら読むだけでいいし、楽しいかったり好きだったりするから読むのも苦痛じゃなく読むと思う。
だけど、自己啓発とか、技術書とか、それほど好きじゃないんだけど知っていた方が仕事が進むんだよなぁ…というのはなかなか読むという行動に移すのも簡単ではないと思う。

役立てるためには読んで楽しいだけではだめで、書いてある内容を理解しなければならないし、身に付けるためには実践も必要だろう。

紹介されたら

自分の場合は気になる本は読むから、読むという行動を苦と思うことはあまりない。自分に足りないことを補おうと思って読むから、比較的意欲的な感覚だと思う。
だから、書いてある内容も理解しようと心がけるし、自分に足りないところを考えながら読む。
本を紹介されたときは「この辺が不足しているのかな?」と思って読んだりする。
その後、なるべく早めに実践に移すから自分でも以前よりは安心感を持つようになる。

ただ、この流れを他の人にも同じように期待できるかというと、そうではないんだな…というのが今回よくわかった。 まず、読むこと自体、簡単ではない人もいるんだな…と気付いた。当然、ステップ2, 3は難しい。 結果的に今までいろいろと身に付かなかったんだな…と自分で納得した。

これを一言にまとめたのがタイトルの「読書の難しさ」だ。
読書が難しい人には、読書会でも開いて一緒に読んであげる必要があるんじゃないか?と思った。