本を安く買う重要性

Ken published on
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「本を安く買うことは意外と重要なことではないか?」と思っている。

自分と本の間には相性があると思っているから、「良書だ!!」と思うこともあれば、「面白くないな…」と思うこともある。小説のように 読むこと自体を楽しみ にすることもあれば、技術書のように スキルになることを期待して 読むこともある。

有限のお金と時間

片っ端から読んでいけば期待する本に遭遇することもあると思うんだけど、それを許してくれないのが有限である「お金」と「時間」。本を買いまくるためには お金 が必要だし、読みまくるためには 時間 が必要。この2つの要素が有限である以上、効率的に本を読みたいところである。

お金の効率化

まずはお金の効率化を考えてみると、 「安いときに買う」 という当たり前のことが思い浮かぶ。だけど、書籍ってなかなか安くならないんですよね〜。どこのお店で買っても定価。古本なら安く買うこともできるけど、技術書だと取り扱いが少なかったり、1年前の本は既に古い内容になっていたりと現実的ではない。以前は電脳書房というサイトがあったけど、2019年に買い取りをやめてしまったようだ。

ただ、電子書籍になると話は違って、セールで安く買えたり、ポイント還元があったりする。Kindle日替わりセールKindle月替わりセールを活用すると確実に安く買える。

自分の収入を上げることで相対的に本の価値は変わるが、直感的ではないのでここでは割愛。

時間の効率化

本を安く買うことでお金の効率化ができることはわかったので、次は時間の効率化を考える。時間を増やすことはできないので、読み終える時間を短くすることを考える。

「速読」することで読む速度を上げ、読み終えるまでの時間を短くすることはできるが、ここで話したいことではないのでこれは置いておく。

ここで、冒頭に書いた「本の相性」の話が関係してくる。お金を出して買った本が面白くなかったとしても、ついつい「元を取らなくては」という心理が働き、無理やり最後まで読もうとしてしまう。特に高い本であればなおさらその心理が働きやすい。全部読むということはそれだけ時間を使うということである。面白くないなら読むのをやめればいいが、それをしづらい心理状況ということである。

「元を取らなくては」という感情が働くということは、本が安かったら「安かったし、全部読まなくてもいっか」という心理が働くということでもある。2,000円で買った本より、100円で買った本の方が、「読まなくてもいっか」となりやすいということである。

本を安く買う重要性

本を安く買うということは、直接的にお金の効率化である。間接的には 「時間の効率化に繋がる可能性がある」 ということでもありそうだ。本を安く手に入れることで、 「面白くない本は読まない」 という選択をしやすくなるということである。

これが冒頭に書いた 「本を安く買うことは意外と重要なことではないか?」 と思っている理由。

本の価格は決まっているものの、その価値は人それぞれである。自分の場合は「これで仕事しやすくなる考え方を知ることができるなら 3,000円でも安い!」と思うことがあるが、異なる職種の人には不必要な書籍であり、3,000円は高額に違いない。

本を買うときには「これを知ることができるならこの価格は安い!」と思って買うことが多いけど、読んでみないと自分にとっての価値がよくわからない。自分と本の相性がよくないときは、読むのをやめて次の本を読むべきだと思っている。なので、「この本は読まなくていいや」と割り切るためになるべく安く買うことは大切。

電子書籍が広まったことによって 価値価値の捉え方 が変わってきていると思っている。出版社を通していない技術書(いわゆる同人誌)であっても、2,000円の価値があると思えば買うし、出版社を通していても価値がない本は買わない。

Kindleのセールは、 「紙の書籍」Kindle Unlimited まで到達していないサービス」 の間のように捉えていて、とても重宝している。

最近は音楽もサブスクリプションが流行り、CDとして売り出していない音楽がランキング入りしたりする時代。

「本の価値の変化」や「本の価値の捉え方」の話でした。