クラウドストレージではpCloudがよさそう
先日、Evernoteのアップロード上限がなくなったと思いきや、残念な結果に終わり、その後、クラウドストレージをちょっと調べてみた。
▶Evernoteが神対応!?…ではなかった | Ken's blog @teaplanet
http://blog.teapla.net/2015/05/5442
クラウドストレージとは
ここでいうクラウドストレージは「契約するとクラウド上に領域くれる」というもの。
同期があるとかないとか、そういうのは一切考慮していない。
ちょっと眺めてみたのはこれら。
その他にもいくつか見たけど、有力だろうと思うものだけを書いた。
結果から言うとpCloudがよさそう。
https://my.pcloud.com/#page=register&invite=1CjFZPC1pX0から登録するとお互いに1GB増えます。
同期のコンフリクトなど、その辺の詳細なところは調査してないけど、ちょっと触った感じよさそうという話。
容量無制限
容量無制限が可能なのはGoogle Drive, ACD, OneDriveの3つ。
だけど、どれもいまいち…という状態。
Google Drive
Google DriveはApps契約をすればよい。
1,200円/月
▶シンプルで明快な料金プラン - Google Apps for Work
https://www.google.co.jp/intx/ja/work/apps/business/pricing/
Microsoft OneDrive
OneDriveはOffice 365を契約すれば容量無制限になる。
Officeも使えるし、結構いいのでは!?と思ったが対象はOffice 365 Home, Personal, Universityということらしい。
これらのプランは日本では展開されていなくて、国内は別プランらしい。
別プランでも容量無制限になるんだけど、安くない。
▶Microsoft Office 365 Solo - 最新のアプリケーションとクラウド サービス
http://products.office.com/ja-jp/office-365-solo
国内のOffice 365プランはこれ。
▶個人向けのOffice 365はお得か? - 阿久津良和のWindows Weekly Report | マイナビニュース
http://news.mynavi.jp/articles/2014/07/07/windows8report/
国内のOffice 365事情について書いてある。
Amazon Cloud Drive
Cloud Driveもいいんだけど、これまた国内外で状況が異なる。
簡単に言うと「国内サービス(Amazon.co.jp)ではまだ」であり、今後もどうなるか未定。
▶無制限にファイルを保存できるAmazon Cloud Drive新プラン「Unlimited Everything」がついに登場、日本語版も準備中 - GIGAZINE http://gigazine.net/news/20150327-amazon-cloud-unlimited/
日本語でサービスを利用できるという意味では「日本語版」なんだけど、Amazon.co.jpのサービスではない。
Amazon.comの登録が必要。
今のところ、同期機能がないため、ほんとにバックアップという感じの使い方。
これはこれで割り切って使う分にはよいと思っている。
ただ、pCloudが便利だったため、ACDの機能不足が目についてしまった…という流れ。
Dropbox
言わずと知れたサービス。
¥1,200/月 or ¥12,000/年払えば1TB使えます。
SpiderOak
SpiderOakはセキュリティも意識したDropboxのような感じ。
$12/月 or $129/年払えば1TB使えます。
pCloud
個人的にはこれが一番いいのでは?と感じたサービス。
pCloudへの招待リンクから登録するとお互いに1GB増えます。
登録時は10GBで、ニュースレターの購読とかメールでの認証を完了するとか、そういうので追加容量をもらえて、無料プランでは最大20GB。
pCloudの何がよさそうかというと、このあたり。
- 同期できる
- 共有できる(ダウンロード/アップロード)
- ネットワークHDDのように使える(NFSのイメージ)
- セキュリティも意識している(別料金 $3.99/月)
同期
同期ができるのは他のサービスも一緒。
ローカルストレージとpCloudのディレクトリのマッピングができるので、融通が効く。
共有
共有機能も他のサービスと大差ないかも。
ネットワークHDD(NFS)
他と違うと思ったのはネットワークHDDのように使えること。
MacのFinderに外部デバイスとして認識され、そこにファイルを置けばアップロードしてくれる。
これは同期ではないので、ローカルストレージに同じファイルがある必要はない。
セキュリティ
セキュリティに関しては別料金だけど、クライアントで暗号化したファイルを転送するからサーバーサイドのファイルは安全というものらしい。
転送速度
転送速度は60〜160KB/secくらい。
100KB/secだとして6MB/min(600KB/min)?思ったより速い。
アプリ
デスクトップアプリ(Mac)もスマホアプリ(iOS)も出来はよくて使いやすい。
同期が完了したことがわかりづらいのが難点。
同期の利便性を重視する人はここがつらいところかも。
Social Backups
pCloudにはSocial Backupsという機能があって、Dropbox, Facebook, Instagram, Picasaの写真をバックアップ可能。
プラン
無料プランでは10〜20GBだけど、1TBまでいらないという人は$3.99/月で500GBというプランもある。
1TBプランでも$7.99/月なので他のサービスよりは安い。
セキュリティまで考慮したプランだと+$3.99/月で、SpiderOakと同じくらい。
まとめ
pCloudは500GBのプランもあるし、とりあえず登録して使ってみるのもありかも?と思える品質。
容量無制限はとても魅力的なんだけど、しばらくは1TBもあれば十分な気がするし、今は500GBでも足りるだろう。
ということを考えると、今後1年以内くらいでもう少し安くなるか無制限になればいいわけで、最近の動向を見ているとそういう傾向ということもあり「pCloudありなんじゃない?」と思っている。
大手の安心感もあるものの、Dropboxもここまで成長してきているわけだし、先は読めない。
ファイル検閲
それよりも最近気になっていることはファイルの検閲について。
怪しいファイルを置いていたらしかたないとして、「自分の子供が裸で写っているファイルが検閲にひっかかった」というケース。
例えば、これがGoogle Drive使っていて、同じアカウントでGmailを使っていたから一緒にBANされて…なんてなったら…((((;゚Д゚))))
▶tappli blog: Googleアカウントを消されてしまった話
http://blog.tappli.com/article/69534410.html
こんなこともあるので、ストレージサービスは専用のサービスが無難なのかな?と思ったりしている。