Ken's blog

"理解" と "汲み取る"

Ken published on
6 min, 1091 words

いまさらだけど、SIerって自分たちの仕事しか出来ないんだなってことを実感。
「"自分たちの仕事" ができているわけだし、それでいいんじゃない?」と言われそうだが、もう少し曖昧な表現を取り除くと「"自分たちが見えている限界が狭いことに気付いてないんだけど、それを解決すべき仕事" として見ている」状況。

SIerと言っても、最近よく見かける人たちの話で、国内全ての〜って話をする気はない。

クライアント(発注するお客さん)が何を欲しているか?ということをどこまで汲み取ろうとしているのか?ということがとても不安。
その辺は要件定義の段階で…という話だと思うんだけど、要件定義をしてきたであろう人たちを見ても同じく不安。

最近目にしたこと

お客さんが何をしたいと思っているのか?ということを汲み取れないパターンは多種多様なんだろうけど、最近目にしたのはこんな感じのこと。

  • 技術的な話しか出来ない(お客さんの意向を聞くスキル不足)。
  • 何を話していいのかさえわからない(これもスキル不足)
  • 理解することには努めるが、汲み取ることはしない。
  • 目的がすり替わる(資料を作成することや会議の場で発表できることが目的になる)

スキル不足というか、思いやってないというか、本来の目的を気にしていないというか…スキルになる前の要因が大きい気がしてならない。

先日の出来事

先日、お客さん1名を含む計5名の打ち合わせで、お客さんが腑に落ちない感じだった。

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Categories: misc

言動が異なる新人+α

Ken published on
11 min, 2001 words

最近、新人と会話をすることが多いんだけど、会話が成り立たないことが多い。
正確には「表面的には会話が成り立っているけど、意味としての会話が成り立たない」という表現になる。
たぶん、第三者が会話を聞いてる分には「ふむふむ、きちんと会話になってるな」と思う。

会話が成り立っていないと感じたきっかけ

ある時点までは自分でも会話は成り立っていると思っていた。
不思議なことに会話は成り立っているのに、作業が伴わないことがあまりに多い状況に疑問を感じたことがきっかけで、もう一歩踏み込んで会話することにした。

会話と成果物の乖離

踏み込んで聞く度におかしなことを言ったり、黙ったり、回答が異なったり…ということが多すぎてどんなことがあったか忘れそうだけど、思い浮かぶのはこんな感じ。

パッケージ

Javaのpackageについても受け答えは特に問題ないんだけど、それと実装が伴わない。
「今使っているパッケージ(src.web.employee)、おかしいんだけどどこがおかしいかわかる?」と聞くと「わかりません」と言う。

だけど、パッケージの質問には答えられる。

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Categories: misc

「◯◯でもいい」

Ken published on
3 min, 539 words

最近は新人と話をする機会が多いんだけど、質問すると「◯◯でもいい」「◯◯の方がいい」という曖昧性のある回答が多い。

新人とのやりとり

例えば、Webシステムで "申請" というボタンがあって、これを押すと上長に申請する。
「今は2013年度だけど、2012年度の情報を表示している時にこれって必要?」と聞くと、
「なくてもいいです」や「無い方がいいです」と返ってくる。

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